時間制限で最終回となった六回裏の攻撃。5点差を追いつく選手たちの成長に、奇跡を信じました……。
笑顔であきらめない野球

ボーイズリーグ春季全国大会の東京都西支部予選。11月11日、「世田谷ボーイズ」は1回戦で、八王子桑都ボーイズと対戦しました。相手は東京都西支部秋季大会ベスト4で、全国大会東京都西支部予選のシードチームです。当日そろった選手は11人。大会出場ぎりぎりの人数で、全国予選に臨みました。

8月下旬、新チーム初めての公式戦は3-25で負けました。その後の練習試合でもコールド負け続き。こうなるとおもしろくないですよね、野球。指導者として折れそうになる心をぐっと我慢して、とにかく勝つ喜びを味合わせてあげたいといろんなことに取り組みました。

10月下旬の練習試合でこれまで2回負けた相手に初勝利すると、チームの雰囲気も変わってきました。
八王子桑都ボーイズとの全国予選1回戦は、序盤から苦しい展開でした。六回表を終わって3-8。中学野球は七回までですが、制限時間があるため、残り10分しかありません。六回裏攻撃前のベンチで、私はこう言いました。

「この回、終わらない攻撃をしよう。そうすればサヨナラ勝ちだから」

選手たちは必死にボールにくらいつきました。無死満塁からタイムリーヒットが3本出て同点に追いついたのです。二塁から必死に走って同点のホームを踏んだのは、中学から野球を始めた選手でした。
ただ、あと1本が出ず、同点のまま延長タイブレークに突入。1死満塁からのスタートです。
相手の攻撃を1点でしのいだものの、その裏の攻撃で得点することができず、負けました。

8-9。あと一歩、届きませんでした。

自分たちで考え、力を合わせることの大切さを学んでくれたと思います。延長戦の守備に入るとき、セカンドベース付近で、内外野が円陣を組んでいました。はじめて見ました。
試合に負けて、悔し涙を流していました。これもはじめて見ました。コールド負けしても笑っていた選手たちがです。

1回戦負けでしたが、選手たちの成長を感じることができました。ようやく、スタートラインに立てたかなと。

この冬、選手たちがこの悔しさを忘れず、日々の練習に取り組めば、来年の春、夏には結果がついてくると信じています。

中学で硬式野球を考えている小学6年生の体験会を12月、1月、2月に開催します。人数が少ないので、中学1年、2年もまだまだ募集中です。

笑顔であきらめない野球を一緒に始めませんか。